次男氏風邪のため、保育園をお休みする。
熱はない。少し咳が残っている。元気な病人が家の中で暇を持て余し、無印良品のビーズクッション(通称:人をダメにするソファ)をずりずり押して、部屋のあちこちを移動している。ロボット掃除機のようにぐるぐる巡回するので、クッションの静電気が埃をどんどん集めていく。クッションが薄汚くなるけど、こういう掃除もあるのか。そのあとは、どんぐりと車でお話を作って遊んでいた。箱と箱の間に橋をかけて、落ちそうになったどんぐりを助けたりしている。次男氏はごっこ遊び能力=物語生成能力が高い。もう自分の世界を作り出せている。私もレゴでごっこ遊びをしまくった人間なので、こういう時はそっとしておくに限るなあ〜と、皿洗いなどしていると、物語がヒートアップしすぎて、車が壁にゴンゴン激突しまくるものだから「はーい、それはやりすぎです!」と美しい世界を止めねばならない。難しい。
ああ、元気が有り余っている!! 仕方なく空いている時間帯のスーパーにいく。トミカのマスクをつけた次男氏はご機嫌だ。道ゆく人に挨拶をして、ヤクルトなどを買う。自分の元気がないので、手羽先で何か優しいスープのような……と献立を考えるが、どんどん先に進む次男氏を前に、食材を選ぶ暇はない。目に入ったものを0.5秒でカゴに入れお会計。家に帰って、買ったばかりの焼き芋など食べる。
14時過ぎに夫が一時帰宅。次男氏をよろしく頼んで、長男氏の三者懇談をしに小学校へ。履き心地が微妙でそのままになっていたスリッパを持っていく。ほぼ新品でピカピカだ。音楽室が待合所で順番が呼ばれるまで待つ。令和の小学校にも偉大な音楽家ポスターがずらっと貼られていた。壁はもちろん有孔ボード。指揮者が2〜6拍子で動かす手の動き一覧が貼ってあり、順番に息子とやる。6拍子のカウント方法が面白い。
帰宅後すぐ、夫仕事へ向かう。ありがてえ〜。職場が家から近くて助かる。今日のメイン業務をなんとか終えられた。ホッとしながら手羽先を煮る。スープのつもりが、カレーになる。生姜が効いたこういうスープカレーある! という味になりうまい。摩耗したマジックポイントを回復すべく漫画『君と宇宙を歩くために』読む。めちゃいい。こういう作品がマンガ大賞取るの嬉しいな。学校生活において私は浮きがちで、どちらかというとマイノリティ側だと思っていたが、いやいやマジョリティ部分も沢山あるわと考えながらページをめくった。すでに持っているものに、人は無自覚になるのだ。まずは、1話を読んでもらいたい。グッときたら全部いいから。

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